「口座開設したけどそもそもチャートの見方がわからない!

「注文する前にどこを見ればいいの?」

FXを始めるに当たり、専門用語が多くて何から覚えたら良いかわからない方は多いのではないでしょうか?

今回はスタートラインに立ったあなたがはじめに覚えるべきポイントのひとつとして、チャート画面の見方を解説します。


-目次-

チャート内の専門用語

相場分析の上で初めにどこをみるか、もちろんチャートですね。

チャートの見方がわからないとトレンド判断もままなりませんが難しく考えなくても大丈夫です。

まずはチャート内のそれぞれの名称を確認しましょう。

この記事では代表的なプラットホームである「XM」をもとに紹介していきます。

例に出すのはドル円です。

他の会社のチャートでもほぼ同じ配置ですので確認していきましょう。

①価格

右の赤枠のところです。

今回はドル円チャートなので1ドルあたりの円の価格を表しています。

ドル円は「USD/JPY」、ポンドドルは「GBP/USD」と表記されます。


《ex》

ドル円(USD/JPY)は「1ドルあたりの現在の円価格」

ポンドドル(GBP/USD)は「1ポンドあたりの現在のドル価格」


ちなみに水平に引かれている、価格が108.567の赤色のラインは売値と呼び、その上にある緑色のラインは買値といい108.605円となってます。

買値と売値の差は0.380円、つまり38pipsが現在のスプレット価格となっています。

例えばあなたが108.600円で買い注文したとしてもスプレッド価格に合わせて少し上の価格での買い注文となります。

売り注文したとしたら同様に少し下の価格での売り注文となります。

この価格のズレ(スプレット)が証券会社の利益となるわけです。

なのでロット計算するときはこのスプレッド価格も加えて計算しければなりません。

ロット計算やpipsについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!

スプレッド価格は証券会社や通貨ペアによって異なります。

「スプレッド価格なんて気にしねぇよ!」という人も一応頭の片隅においておきましょう。


《ポイント》

買値:買い注文する際の価格

売値:売り注文する際の価格


②時間

下の青枠のところが時間表示です。

現在と過去の時間軸が表示されています。

FX市場は平日のみトレード可能で土日は閉鎖され決済等できなくなります。

また平日なら24時間平等に相場が動くなんてことはもちろんありません。

相場動きやすく、かつ注目するべき時間帯も存在し、各国の市場開始時間がそれに当たります。

各国の注目時間は別記事でまとめます。

③ローソク足

チャート内に何本もある、赤と緑の太線のことです。

対象となる時間軸の価格の変動幅を表しています。

このチャートは5分足チャートなので、一本のローソク足は5分間での価格の変動幅を表していることになります。

ちなみにこのローソク足以外にラインチャートやバーチャートといったものもありますがここでは紹介しません。

個人差はあれど殆どの方はローソク足を利用しております。

バーチャート
ラインチャート

ちなみにXMの初期設定ではバーチャートで表示されているかと思います。

もしこれからXMを利用する際はローソク足に設定しなおして見てください。

ではローソク足の見方を確認していきましょう。

お絵かきツールでローソク足をかいてみました。

イタリアの国旗っぽい配色となってしまいましたが、おしゃれでいい感じです。

まず左の緑色のローソク足に注目しましょう。

まず「A」が始値といいます。

字を読んでの如くその時間帯が始まったときの価格です。

「C」は高値「B」は安値といい、その時間帯の間の価格変動幅を表しています。

5分足なら5分間での変動幅、日足なら1日の変動幅を示しており、その間に価格が上下を繰り返して最も高かった価格は「C」。

最も低かった価格は「B」を表しています。

ちなみに伸びている先は通称「ヒゲ」と呼びます。

「D」は終値といいます。

その時間帯が終了したときの価格です。

「A」から始まり「B」と「C」の間を価格が上下し、最終的に「D」でおわる

「E」は新しく始まった時間帯の最初の価格、つまり「D」の価格です。

そこから「F」を高値に価格を上下し時間帯の最後で安値である「G」で終わった場合、このようにヒゲがない状態になります。

その時間の最後の時間帯が安値で終わった場合はこの形となります。

「E」から始まり価格変動を繰り返して「G」でおわる


チャートを見慣れよう

今回紹介した内容は初歩中の初歩でありますが、こういった知識をないがしろにしてはただただギャンブルトレードになりかねません。

FXには学校のような教科書はなく、パターンがあるとはいえ100%その通りに動くことはありません。

チャートを見続けて自己分析を重ねる必要があります。

その際にわからない単語は後回しにせずどんどん調べて学んでいきましょう。