TradingViewでは1画面で複数のチャートを表示させることができます。

別通貨のチャートを同時表示させることはもちろん、時間軸別チャートを表示させることでマルチタイムフレーム(MTF)分析を効率よく行うことができます。

さっそく今日から使ってみましょう!


-目次-

MTF分析(マルチフレーム分析)とは?

MTF分析とは、複数の時間軸のチャートを分析し利益を最大限にとれるエントリーポイントを見つけるテクニカル分析法です。

一般的には上位足チャートを分析し徐々に下位足チャートを分析することでエントリーの確証を高めます。

日足チャート(上位足)から1時間足(中位足)、1分足(下位足)とより細かくチャートを分析。

どこかで見たことありますね。

そう、ダウ理論の原則の一つ「⑤トレンドには3種類ある」で紹介した分析法です。

1年〜数年サイクルの主要トレンド、3週間〜3ヶ月サイクルの2次トレンド、3週間未満サイクルの小トレンド。

市場動向を重視する上で前述の3つのトレンドで相場成り立つというものですが、為替取引の基本原則とも言われています。

過去に記事でFXでのダウ理論の活用法についてまとめておりますのでチェックしてみてください。




TradingViewの無料版では使えない

TradingViewより(https://jp.tradingview.com)

実はこの機能、無料版では利用することができません。

無料版でも十分すぎる機能を利用できるTradingViewですが、こればかりは月額料金が発生してしまいます。

なのでこちらの記事を読み勧めていって「便利そうだな〜」と思ったら有料版に登録して利用してみてください。

有料版はプランがあり、プランによって同時表示できるチャート数は2〜8画面と変わります。

無料でも充実したインジケーターを利用できるTradingViewですが、より精密な分析をご所望ならば是非有料版を利用してみてください。

機能を考えれば価格帯も良心的で一番安いプランでもテクニカル分析を補助するたくさんのサービスが解禁されるので、これを期に有料プランをお試しで使ってみることをおすすめします。


ドル円で4時間足と30分足のチャートを同時表示する

まずはTradingViewのチャートを開きましょう。

上のメニューコマンドの中に「レイアウトの選択」という項目があるのでクリックします。

現在1画面表示なので一番上の四角が青い背景になっています。

見て分かる通り、TradingViewでは最大8画面を同時表示させることができます

配置は個人の好みに合わせて複数あります。

試しに上下2画面でチャートを表示させてみます。

2画面表示の右側をクリックします。

これで2画面表示完成です。

とても簡単です。

それぞれのチャートは1画面チャートのときと同様に左上の時間軸バーをクリックで変更できます。

上の緑の枠が5分足チャート下のオレンジの枠が4時間足チャートが表示され、長期足と短期足が一目でわかります。

今回は同じ通貨ペア・異なる時間軸の同時表示にしましたが、もちろん異なる通貨ペア・異なる時間軸の同時表示も出来ます。

ちなみに4時間足チャート上に4本のローソク足ごとに大きなローソク足が表示されていますが、これは「MTF candles」というインジケーターで日足のローソク足を表しています。

設定方法については過去の記事で紹介しておりますのでご参考ください。