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世界中のトレーダーが使う重要な指標

この記事ではチャート分析に役立つエリオット波動について紹介し、TradingViewでの実際のエリオット波動の引き方を紹介します。

簡単にエリオット波動について紹介すると、「相場にはパターンがあり、一定の周期で繰り返される」というものです。

基本的な形は「推進5波・調整3波」です。

トレンド方向に5回の波動があり、第5波の高値を皮切りにそこから3回の波動で修正(トレンド転換)が入ります。

難しいインジゲーターを使用するわけではないので大まかな条件を把握すれば初心者でも十分に活用できます。

詳しく見ていきましょう。


エリオット波動理論とは?

エリオット波動は1930年代にラルフ・ネルソン・エリオットという元会計士の方が提唱した理論ですが、実際に評価され始めたのは彼の死後である1960年代です。

以降、彼が提唱したエリオット波動理論は数多くのトレーダーに支持され、相場分析に活用されてきました。

エリオット波動の基本形は「推進5波・調整3波」ですが、更にそれらを満たすための3つの条件があります。

エリオット波動理論の3大原則

①上昇波である1・3・5波動の中で第3波動が一番短くはならない

②上昇波の中で第1波の始値よりも第2波の終値が下に来ることはない

③第4波が第1波の高値を下回ることはない


TradingView上でのエリオット波動の引き方

実際にTradingView上でエリオット波動を引いてみましょう。

まずはチャートを開いて左のメニューコマンドをクリックしパターンを表示させます。

まずはエリオット推進波(12345)をクリックします。

あとは安値・高値のポイントでマウスカーソルを合わせてクリックすれば完了です。

1回目のクリックは第1波の始値。

2回目のクリックは第1波の終値(第2波の始値)。

3回目のクリックは第2波の終値(第3波の始値)。

4回目のクリックは第3波の終値(第4波の始値)。

5回目のクリックは第4波の終値(第5波の始値)

6回目のクリックは第5波の終値。

エリオット修正波も同様にクリックすることで修正3波を作成することができます。

今回は週足チャートで作成しておりますが、実際にはこの波動の第1波の中にさらに細かいエリオット波動が存在し、更にその中にも細かいエリオット波動が存在し、、、、、、

といった具合で突き詰めながら使用します。

ここでトレンド転換が起こるかどうか悩んだときには1分足にしたり30分足にしたりしながらエリオット波動を探すのも重要な指標になります。


エリオット波動と移動平均線

エリオット波動はフィボナッチとの相性がいいとされていますが、移動平均線との組み合わせもシンプルでわかりやすいです。

例えば今回の例で作成した上の画像を見ててください。

こちらは本記事のテーマであるエリオット波動の他に、移動平均線も表示させています。

その中で青色の線、200MAに注目すると、エリオット波動が移動平均線に触れたところで転換しているのがわかります。

移動平均線にも触れましたが、この移動平均線とエリオット波動の相性もとても良く、シンプルでわかりやすい手法でもあります。

初心者にも判別しやすいテクニカルなので試してみましょう。